湿度も気温も高くなり、蒸し暑さを感じる日本の夏。
夏は、UV-B量が1年の中でも多い時期になるので、紫外線対策にいつも以上に気を使うことになると思います。
しかし、夏に気をつけたい肌ケアはそれだけではありません。
実は、隠れ乾燥が多くなる季節でもあるのです。
暑くなると、汗をかく量も増えます。
汗は体温調節の役割があるのですが、汗をたくさんかいてそれが蒸発すると肌表面の水分量が低下してしまうこともあるのです。
また、紫外線を浴びたり、日焼け止めの成分によっても肌乾燥を招くこともあります。
乾燥しやすい条件が揃っているのですが、皮脂分泌量も増えるので乾燥に気がつきにくい季節でもあるのです。
乾燥は、肌トラブルの9割の根本原因とも言われています。
乾燥している肌はバリア機能も低下し、ターンオーバサイクルも乱れるのでどんどん肌悩みを引き起こしてしまうのです。
そうならない為にも、隠れ乾燥の見極め方、ケア方法を確認して夏のゆらぎの少ない美肌を目指しましょう。
隠れ乾燥の見極め方
夏に多い隠れ乾燥、どのように見極めればいいのでしょう?
冬と違い、夏は皮脂や汗の分泌量が多くなります。
よって、日中や朝起きてすぐは汗や皮脂が肌上に分泌されていて乾燥に気がつきにくいです。
そこで夏時期は、朝の洗顔後にしっかりと肌状態を感じ取ることが大切です。
朝起きた時は汗をかいたりしているので、肌状態に応じてぬるま湯、または洗顔料を使って綺麗に洗いましょう。
その肌に軽く触れてみて、ごわごわ、カサカサしていたりする時は乾燥しているサインの場合が多くなります、
また、見た目でも洗顔後でもくすんで見えたり、キメが乱れていると感じる場合も乾燥のサインです。
意識しないとなかなか朝に肌チェックをすることはないと思います、
1日30秒、ちょっと意識をするだけでいいので朝の肌乾燥チェックをしてみてください。
そしてこの朝の洗顔時に肌状態をチェックするのは、1年を通しておすすめです。
また、皮脂分泌でも乾燥具合をチェックすることはできます。
皮脂分泌量が多くなる時は、乾燥している肌を守ろうとしている場合があるのです。
しかし注意をしたいのは、夏は1年の中でも皮脂分泌量が多くなるということ、またホルモンバランスなどの内側からの要因でも皮脂分泌は増えるということです。
自分の体調、また朝の肌チェックと合わせて皮脂量も参考材料にしてみてください。
夏の乾燥ケア方法
では、肌が乾燥していると感じる時にはどのようなスキンケアが最適なのでしょうか?
肌が乾燥する原因の1つに、クレンジング、洗顔の過度な洗浄によるものがあげられます。
ただ、夏は皮脂や汗をしっかり落とすために、スッキリ落ちるものを使いたいと思う場合も多いでしょう。
汚れを落とさないことも肌トラブルになってしまうので、アイテム選びも難しいと思います。
しかし、どちらのアイテムも肌つっぱりを感じるほどの洗浄力があるものは避けましょう。
クレンジングであれば、溶剤型(油分がメイン)のアイテムであればどんな油分が使われているのかで洗浄力は変わります。
ミネラルオイルなど鉱物油はスッキリメイクや皮脂も落ちる反面、乾燥を招く場合もあるのでチェックが必要です。
また、界面活性剤型(油分が含まれていない、ほぼない界面活性剤が洗浄の主体となるもの)であれば、どのような界面活性剤が使用されているのかを確認しましょう。
界面活性剤の種類によっては、洗浄力が高いものもあれば、とてもマイルドなものもあります。
洗顔料も同じようにどのような界面活性剤が使われているのかを確認しましょう。
また、クレンジング、洗顔どちらも長い時間行うのではなく、肌に負担をかけないよう素早く済ませるようにするのも乾燥しないようにする為には大切なことです。
そして、塗り置きスキンケアではどうしたらいいのでしょう。
ただでさえ暑い夏、スキンケア時にこってりクリームを塗るのは避けたいですよね。
しかし、スキンケアアイテムの保湿力は、テクスチャーで決定するわけではありません。
さらっとしたものでも保水する力が高いものもあります。
まずは、どんな種類の保湿成分が含まれているのかということを確認しましょう。
保湿成分は、それぞれどのような特徴があるのか、どう水分をキープするのかが異なります。
自分の肌状態、生活スタイルと合わせて考え、どのような保湿成分が入っているのかで製品選びをするのもよいですね。
PARTIE スキンアジャストは、季節問わず使える保湿力が高いアイテムです。
厳選した保湿成分を配合しているのですが、べとつきが少なく馴染んだ後は肌がもっちりするので夏にも使いやすいというお声をいただいております。
スキンアジャストに配合されている代表的な保湿成分はこちらです。
シロキクラゲ多糖体
ヒアルロン酸Na
加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル
ガゴメエキス
コメヌカ油
ホホバ種子油
セラミドNP
スフィンゴ糖脂質
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) (セラミド様成分)
今回はこの中から抜粋して3つの成分をご紹介します。
シロキクラゲ多糖体
シロキクラゲから抽出された高い保湿力を持った純天然の植物性多糖体です。
ヒアルロン酸Naよりも多くの水を抱えることができる成分です。
また、シロキクラゲエキスが優れているのは多くの水分を抱えることだけではありません。
保湿力が高いヒアルロン酸Naは湿度変化が起こると表面の膜にひびが入り、抱えている水分を逃してしまうことがあります。
シロキクラゲエキスはアルロン酸Naに比べて湿度が高くなったり低くなったりと変化をしても膜の状態に変化がなく、しっかり水分をキープし続けることができるのです。
また、べとつきが少なくさらっとした使用感なので使いやすい保湿成分です。
セラミドNP(セラミド3)
肌の1番外側にある角質を構成する細胞の間には細胞間脂質という脂質が存在しています。
細胞間脂質は、水分を蓄え外部刺激から肌を守る働きがあります。
この細胞間脂質の半分を占めるのがセラミドです。
セラミドにはいくつか種類があるのですが、セラミド3は肌のバリア機能を高め、保湿力が高い成分です。
セラミド3は年齢とともに減少してしまう成分でもあります。
よってスキンケアで補うケアが大切となります。
ガゴメエキス
ガゴメ昆布からとれるエキスです。
ガゴメ昆布は生息地域が限定されており、貴重な昆布です。
カゴメ昆布の洗浄や加工に携わる人たちの手肌の荒れが治ったことを切っ掛けに、保湿力が高い成分として注目され化粧品にも配合されるようになりました。
とろみがある成分で、膜をつくり高い保湿力を期待することができます。
乾燥は肌トラブルを招く原因となります。
その原因を取り除くことが、ゆらぎの少ない綺麗な肌状態を保つことにも繋がります。
隠れ乾燥チェック、保湿対策をして、夏も綺麗な肌を維持しましょう。